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縁結び寺社コラム

第7回 おみくじの解釈

 私は番号の書いてある木の棒を引いて、その数字の棚から紙を出すタイプのおみくじで、棚の中が空っぽでおみくじを受けられなかったことがありました(金返せ〜!)。

 そんな神にも見放された私ですが、おみくじについて考えてみたいと思います。

 おみくじは当たるのか? 大抵のおみくじはノストラダムスの予言(古いな〜)よりあいまいな言葉が並んでいます。これなら外れようがないという気がしますし、逆に当たりようもないというのも確かかもしれません。

 唯一、分かりやすいのは大吉などの格付け(?)ですが、これも順列ははっきりしていません。大吉が一番かと思いきや、内容を読むとあきらかに横で引いた中吉・小吉の人より悪いことも、(たまにですが)ありました。ましてや中吉・吉・小吉・末吉などはどれが上なのかさっぱり理解できません。

 凶に至ってはもともと入っていないところも多く、あまりの珍しさから引いてしまうとちょっと嬉しかったりします(私だけ?)

 なのでおみくじは、本当は何を引いたかよりも、引いた言葉から何をインスピレーションしたかということが大事なのではないでしょうか。

 キリスト教では迷ったときに聖書を開き、そこに書かれている言葉で神の意思を判断する方法があるそうです。おみくじも似たようなところがあるかもしれません。

 そして良いことが書いてあっても悪いことが書いてあっても、それは受け手次第で変わることです。同じ「待ち人来たらず」でも、それが「あきらめろ」と読める方と、「自分から動け」と読める方と、二通りいると思います。

 大吉の人生におぼれる人も、大凶の人生をばねにする人も、世の中にはたくさんいます。おみくじを引くときは、ぎゅっと手を握り締めて、掴んだ運を逃がさないつもりで引きましょう。空っぽだったおみくじですら、笑い話に生かせるのですから。



寺社旅研究家 堀内克彦(ほーりー)のプロフィール


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